ペルシャ

ペルシャペルシャ

ネコちゃんの性格はそれぞれ!

ペルシャ猫はその平たくて愛嬌のある顔が多くの人を惹きつけてきました。20世紀初期の人気はすごいもので、ショートヘアの品種を圧倒するほどでした。今でもその人気は続いており、ソファの上で伸びているサマをたまらなく思う人も多いでしょう。遊ぶことが大好きで人懐っこいですが、時として甘えたい人を選ぶこともあります。おおらかで落ち着いた性格ですので、マンションなどの集合住宅で飼うのも問題ないでしょう。被毛が長く、汚れるときれいにするのが大変なので、完全に室内で飼育することをお勧めします。

親密度
6.02
活発さ
1.05
知性
4.06
子どもへの順応度
6.02
鳴く頻度
2.03
自立心
3.01
人懐っこさ
7
他のペットとの協調性
6.02


外観

ペルシャは色々な特徴があります。平らな顔、フサフサな尻尾、長くてボリュームたっぷりの被毛、最近スタンダードの一つとして認められた低い鼻。これは突然変異によるものですが、健康上の問題を引き起こすこともあります。両目は離れていて可愛らしい素直な印象を与え、丸い体はエレガントさを醸し出します。長い被毛の下はがっしりした体格で見かけによらず、重たい場合もあります。


体型

頑丈で骨太、広い胸と大きな肩で、ずんぐりとした体型で足は短め。耳と手足の被毛も長いです。

  • フォーリンフォーリン
  • セミフォーリンセミフォーリン
  • 中間の体型中間の体型
  • セミコビーセミコビー
  • コビーコビー

体重

3.5 - 7 kg
体重

体のサイズ

M
体のサイズ


頭部

大きくて丸く、顔はおでこからアゴにかけて一直線で平ぺったく、鼻が低いです。(ペキフェース)。

  • 極度に小さい
  • とても小さい
  • 小さい
  • 普通
  • ずんぐり
  • とてもずんぐり
  • 極度にずんぐり


目の色

目は大きく、離れています。被毛色によって目の色も様々です。

銅色
金色
オレンジ
グリーン
レモン
琥珀
ヘーゼル


色のバリエーション

初期のペルシャは大体グレー色でしたが、長年の交雑育種による繁殖でほとんどの色が見られるようになりました。

ブラック ブラック
ブルー(デリュートブラック) ブルー(デリュートブラック)
チョコレート チョコレート
シナモン シナモン
クリーム(デリュートジンジャー) クリーム(デリュートジンジャー)
淡黄褐色(デリュートシナモン) 淡黄褐色(デリュートシナモン)
ジンジャー(赤) ジンジャー(赤)
ライラック(デリュートチョコレート) ライラック(デリュートチョコレート)
ホワイト ホワイト


被毛の種類

長毛で濃く、艶があります。

被毛の種類


被毛のパターン

様々なバリエーションがあり、団体によっては、例えばヒマラヤとよくあるカラーポイントの組み合わせのように、特定の模様を違う品種と指定している場合があります。初期のペルシャは大体グレー色でしたが、長年の交雑育種による繁殖でほとんどの色が見られるようになりました。

クラシックタビー
クラシックタビー

濃い色で幅違いのストライプが渦巻き、尻尾にリング模様が見られます。

マッカレルタビー
マッカレルタビー

トラ柄で濃い色のストライプが体の側面を一方向に走り、尻尾にリング模様が見られ、背骨に沿って一本のストライプがあります。

スポテッドタビー
スポテッドタビー

濃い色のストライプが細分化され、斑点のように見えます。尻尾と四肢にストライプ模様が見られます。

チックタビー
チックタビー

小さな斑点のついた毛皮が体全体を覆っています。

単色・模様無し
単色・模様無し

毛色が単色で模様がありません。

バイカラ―
バイカラ―

白と他の色の2色が混じり、白でない方の色は模様無し、もしくはトラ模様です。

亀甲模様
亀甲模様

黒と赤が同じ比率でカメの甲羅のような模様をしています。“トルティ”模様と呼ばれています。

キャリコ
キャリコ

カメの甲羅模様に白色を足したもので、日本では三毛猫として知られています。白色が占める量は遺伝によってバラバラです。

ポイント
ポイント

被毛にある温度の感度が高い色素によってつくられる模様で、手足や耳、尻尾など体の中心より体温が若干低い場所に集中して、濃い目の色素の色が現れます。

シェードがかった色、スモーク、チンチラ
シェードがかった色、スモーク、チンチラ

被毛の先端の色が根元より濃い時に見られるパターンで、毛色が光るように見えます。


飼い方

健康

ペルシャは長年、健康上の問題と向き合ってきました。一番は特徴である平たい顔と低い鼻が呼吸器系の病気や、目と肌の疾患、食事する際の不具合や困難な出産などが挙げられます。その影響を受け、多くの愛猫団体は健康を害するような顔パーツを持つペルシャの登録を拒否することもあります。また、年を取ってから多発性嚢胞腎にかかり、いずれ腎臓疾患になることも少なくありません。DNA鑑定で遺伝上の病気を発見することができますので、ブリーダーによってこのような遺伝子を排除し、健康な種を繁殖させる人もいます。遺伝上の病気では他に、肥大性心筋症も挙げられ、心臓病によって突然死する恐れもあります。こちらも定期的な検査で発見することで、元から排除していくことができます。

グルーミング

ペルシャ猫を飼うなら、グルーミングする時間がたっぷり取れることが必須です。入念なブラッシングとは別に、低い鼻のため、鼻涙管がうまく発達できず、常に涙を流しているネコちゃんもいるので、目をきれいにすることも日課となります。キャットショーに参加するとなれば、被毛の艶とシルキーな手触りを維持するために定期的にお風呂に入れる必要もあります。被毛は絡みやすく、気温が高すぎると耐えられない時もあるので、トリマーも探しておくと安心でしょう。

グルーミング頻度

高い
グルーミング頻度

換毛レベル

高い
換毛レベル
グルーミング


歴史

ペルシャ猫は名前の通り、ペルシャ(現在のイラン)の山間部が起源で、長いシルキーな被毛は恐らく突然変異で現れたものという説があります。美しい被毛に注目が集まり、繁殖されました。ヨーロッパに渡る前は、高価な品種として、遠いところでは中国、ロシア、ビルマまで渡っていました。

ペルシャ猫が一番最初にヨーロッパに渡ったのが16世紀で、この時トルコのターキッシュアンゴラと一緒だったという記録があります。しかし、ターキッシュアンゴラとペルシャは同じネコちゃんとして扱われている記録も多く、実際はどうだったのかは不明な部分もあります。見た目には違っており、立体的な顔立ちと尖った耳をしていました。1870年代、イギリスで初めてのキャットショーが開催された時から、ペルシャの人気は不動で、一時はショートヘアも見向きもしないぐらい圧倒していました。また交雑育種により様々な毛色が生まれました。16世紀ではグレー色が一般的でしたが、今では60色のペルシャが存在します。

歴史

20世紀始め頃、ペルシャはターキッシュアンゴラと間違われることが多く、それぞれの品種のスタンダードもありませんでした。時として、「長毛種」の括りで同じ品種と見なされ、当時のペルシャブリーダーは品種の差別化を図ろうとしていた中、このような扱いを不愉快に感じていたようです。

その後、第二次世界大戦中に、ペルシャに遺伝上の変異が起こって平たい顔となりました。中国のペキニーズ犬に似ていることから、平たい顔は「ペキフェース」とも言われています。

健康上の問題はありますが、これはペルシャの特徴と見られ、次第にスタンダードとされました。現在では、ペキフェースはペルシャのスタンダードとして認知されています。

ペルシャはトラディッショナルペルシャ、チンチラ、ヒマラヤとエキゾチックショートヘアの品種も誕生させました。

ペキフェースでない、元々の外観を継承しようと繁殖を続けているブリーダーもおり、この種はトラディッショナルペルシャと呼ばれています。団体によって、チンチラという品種の登録を認めているところもあります。チンチラはトラディッショナルペルシャから派生し、被毛はシルバーかゴールドで、この色も遺伝上の変異で起きたものです。

また、元々のペルシャは1950年代にシャム猫と交配し、シャムのカラーポイントを持ったペルシャの繁殖がされていました。この種はヒマラヤと呼ばれ、一時はペルシャと違う品種とされていましたが、今日ではペルシャが持つ特別なパターンとして団体によって認めています。エキゾチックショートヘアについては、アメリカンショートヘアや他のショートヘアと交配して生まれました。ペルシャの体格と性格を譲り受けましたが、被毛は短毛で手入れが楽なことから、「レージーマンのペルシャ(怠け者にぴったりなペルシャ)」というあだ名がつけられました。