去勢、及び卵巣摘出について去勢、及び卵巣摘出について

去勢や卵巣摘出はデリケートな話題ですが、手術やその結果について説明します。








ネコちゃんと性

性や繁殖に対するネコちゃんと人間の捉え方は違いますので、去勢手術によるネコちゃんへの精神的な影響は心配いりません。メス猫の性欲は発情期によるもので、コントロールができるものでなく、一生なくなりません。そしてメス猫の性欲にはオス猫も抵抗できません!このサイクルを断ち切るには、去勢か卵巣摘出手術をするしかありません。手術によってこの欲求から解放され、安穏な人生を送ることができるようになります。

手術の結果

去勢手術はどの獣医師でも行える簡単なものでリスクも小さいです。去勢した影響でネコちゃんの体重増加を問題視する人もいますが、医学的な裏付けはほとんどありません。術後に与えるフードの量は減少しますが、術前と同じ量を与え続けると肥満につながります。

メス猫と卵巣摘出

メス猫が安全に卵巣を摘出する時期は生後5~7カ月ですが、もっと早い時期をお勧めする獣医師もいます。初めて発情する前に手術した方が子宮がんや乳がん、またその器官にかかる病気のリスクを軽減できます。ネコちゃんが子猫を産むことで得られるメリットはありませんが、妊娠による合併症や子猫の世話が、身体的・精神的負担を強いることになります。卵巣を摘出してもネコちゃんの性格に影響することはありませんので、ネコちゃんのためにも妊娠する前に手術を受けることが望ましいのです。子猫を産んでから、メスとしての目的を果たしたというのは人間の考えに由来するものであり、ネコちゃん自身が考えていることではありません。

卵巣摘出手術を受けるネコちゃんは麻酔から覚める時間も考慮して、一晩入院することがよくあります。オス猫の去勢手術と違い、体内に器具を入れる必要があるので全身麻酔のもと行われることが多く、また年齢が大きくなるにつれ術後の痛みも強くなるので、子猫のうちに手術しておくことをお勧めします。

オス猫と去勢

オス猫が性的に成熟する前である生後6~7カ月で去勢手術を行った方が、スプレーや他のネコちゃんとのいさかいといった問題行動を起こしにくくなります。去勢することで問題行動の原因である男性ホルモンの一種、テストストロンが取り除かれます。オス猫は、性や男らしさに対する人間のような考えを持っていないため、去勢による精神的ダメージはありません。

メス猫よりオス猫を去勢する手術の方が簡単で、入院する必要はありません。性的に成熟した後に去勢したオス猫は、早いうちに手術したオス猫とは外観が若干違っており、体格も顔も大きく、性欲を持ち続けることがあります。